☆ 地震 ☆


 元旦早々、能登地震が発生し、日本が世界有数の地震国であることを痛感させられた。被災地の方々の無事を心からお祈りしたい。

 今回の能登地震のマグニチュードは7.6、阪神淡路大震災を引き起こした兵庫南部地震並びに熊本地震(ともにマグニチュード7.3)の約2.8倍の規模であり、内陸型地震としては過去最大級と言える。内陸型地震では、大きな被害を出した地震でもマグニチュード6クラスが多い。中越地震や中越沖地震でもマグニチュードは7に達していない。通常、内陸型地震では大きな津波の発生は少ないが、今回は日本海側の広い範囲で大きな津波を観測している。いかに大きな地震であったかが分かる。

 地震調査研究推進本部地震調査委員会によると、マグニチュード8から9クラスの南海トラフ地震(海溝型地震)が30年以内に70から80%の確率で、マグニチュード7程度の首都直下地震が30年以内に70%の確率で発生すると予測されている(いずれも2020年現在の予測)。地震の予測は難しく、予測が外れる可能性は小さくない。しかし、東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震も能登地震も、想定外の時期に、想定を遥かに上回る規模で発生したことを考えると、マグニチュード8近い首都直下地震が、南海トラフとは別の場所でマグニチュード9程度の海溝型の大地震がいつ起きてもおかしくない。

 筆者は誕生してからまもなく69年が経つが、東京暮らしが長かったこともあり、大きな地震に遭遇した記憶はほとんどない。たった一度記憶にあるのが2011年3月の東日本大震災で、当時、新宿にある高層ビルの31階で勤務していた筆者は、生まれて初めて体験した大きな揺れにかつてない恐怖を抱いたことを今でも鮮明に覚えている。だが、それでも震度は5弱だった。震度6や7がどのようなものかは全く想像が付かない。

 暮らしている場所は地理的に津波や土砂崩れに見舞われる恐れはない。しかし自宅は築60年を過ぎた木造家屋で地震には脆い。平屋で倒壊の恐れは少ないと勝手に想定しているものの震度6弱以上の揺れに見舞われたら危ない。耐震補強をするにしても古屋なので限界がある。避難場所の確認や非常用食料と飲料は一応確保しているが十分とは言えない。避難時の準備もできていない。とりあえず、行政の防災ページなどを調べ、できることから遣っていこうと思っている。ただ、当面は大地震が起きないことを祈るしかない。科学と技術が発達しても、やはり人は神頼みから抜け出すことはできない。




(2024/1/2記)


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